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コラム

片耳が聞こえない方に。クロス補聴器をおすすめします2020.08.02

シグニア補聴器は、片耳の聴力を失っている方、聴力が左右で差が大きい方のために、CROS(クロス)/BiCROS(バイクロス)補聴システムを提供しています。

CROS(クロス)/BiCROS(バイクロス)補聴システムは聞こえない耳周辺の音を集め、聞こえる耳に転送して聞く方法です。
このシステムでは、聞き取りができない耳に「CROS」という、補聴器にそっくりの小さい装置を装用し、聞こえる(もしくは難聴が軽い)耳に補聴器を装用します。するとCROSに入った音は、電波によって反対側の補聴器に飛ばされ、補聴器がその音を聞こえる耳に届けます。つまり、片方の耳だけで、両方の側からの音を聞くことができるのです。

CROSシステム / BiCROSシステムの仕組み

聞えない耳にクロスを、聞こえる耳に補聴器を装用します。

CROSシステム:片耳がほぼ健聴の場合は、補聴器からはCROSから転送された音が聞こえ、同時に耳せんを通して外界の音も聞こえます。

BiCROSシステム:補聴器を着けている側の耳に難聴がある場合は、補聴器はCROSから転送された音と外界の音をミックスし、増幅して届けます。

<メリット>

  • ・聞こえる範囲が広がる聞こえない側から話をされたり、声をかけられても、気づくことができません。クロス補聴器をつけることで聞こえる範囲が広がり、聞こえない方の音にも気づくことができ、話をされても聞き取ることができるようになります。
  • ・複数の人とでも話をしても聞き取りやすくなる一対一で話す場合には、聞こえる方で相手の話を聞くことは可能ですが、複数人で会話をする場合は聞こえる方の耳だけで話を聞くことは難しいでしょう。クロス補聴器をつければ、聞こえない方にいる相手の話も聞くことができます。

<デメリット>

  • ・音声の方向感覚が認識しづらい  例えば右耳が聞こえ、左耳が聞こえないとします。クロス補聴器をつけると、左側からの音も右耳から入ってくるため、音がどの方向から来たのかが認識しづらくなります。
  • ・電池の消費が早い  聞こえない方の音を聞こえる方の補聴器に送り続けるため、常に通信をした状態になります。そのため、通常の補聴器よりも電池の消耗は早くなります。