補聴器メーカーを代表するドイツのシグニア補聴器より
2020年発売の初代Active シリーズから
グッと性能が向上した IXシリーズ が発売となりました✨
スタッフAが体験レポートをお届けします。
いちスタッフの感想としてお読みいただければ幸いです。
シグニア補聴器の詳細は
こちらのコラムでご紹介しております👀🦻
メーカー資料の画像です。
見せる補聴器とでも言いましょうか。
見えにくい補聴器が一般的でしたが、
こちらは見えたとしても、
音楽を聴いているように周りの方は思うのではないでしょうか。
耳せんは、柔らかい素材でできており、お耳の中の負担が少ないです。
耳の穴にはめ込むタイプですから、かけるタイプと違い、マスクや眼鏡にも干渉しません。
サイズ感がわかりやすいよう、500円玉と並べてみました。
重さは片耳2.4g。
料理用計量スプーンの小さじ一杯が約5gですから、超軽量であることが分かります。
毎日使うものですから、負担が少なくて良いですね。
スタッフA、イヤリングで肩が凝るのですが、この重さ、付け心地なら常用できるかもと感じました。
充電ケースから取り出し、旧製品・アクティブXと比較してみました。
まずは、先端のカーブの形が変わっています。旧製品・アクティブXで痛みが出た方などに、どこが痛むか聞き取りを行い、その箇所に当たりづらい形状にリニューアルしたそうです。
次に本体が少し分厚く、表面が少しくぼんでいます。旧製品、全体的に丸い為、落としてしまう方が時々いらっしゃいました。それを踏まえて手に取った際の安定性が向上するようにしたそうです。
確かに、摘まみやすい!
そして、左右の区別がつきやすいように、本体左には突起が加えられました。
(しるしの箇所。写りづらかったですが、指で触ると分かります。)
旧製品アクティブXをお使いの方はよくお分かりと思うのですが、慣れるまで(慣れてからも?)正直、かなり左右が見分けにくかったのです……。
これは、ありがたい!
ちなみに、一回の充電で最長34時間使用可能(使用状況により異なる)とのこと。
旧製品アクティブXは26時間でした。
初めて旧製品と見比べた時には、「あれ、新型なのに大きくなったぞ?」とうろたえたのですが、聞き取り調査に基づいた形状改革+この持ち時間なら納得です。
手のひらサイズで、どこへでも連れていけそうです。
真っ白ですから、カバンの中に入れても目立ってすぐ見つかります。
ちなみに充電タイプで皆様が心配されるのは「停電時に充電できない」ということです。
困りますよね……。
しかしコチラは蓄電機能付き。
コンセントに繋がずとも、充電ケースだけで最大両耳三回フル充電が可能ですから、少し不安を和らげられるのではないでしょうか?
尚、充電の仕組みはシンプルです。
補聴器側の充電端子と、
充電器側の充電端子が接触することにより充電されるのです(印の箇所)。
安定した接触を保つため、充電端子含む、本体の拭き掃除が推奨されています。
といっても難しいことはなく、基本は乾拭きするだけ……毎日簡単にできますね。
前提として。
対象となる聴力レベルは軽度、中等度まで。
カタログには平均70dBまでとあります。
この記事をお読みいただいている方の聴力にあうかどうかは、取扱っている病院やお店に、確認してみてください。
そして、アクティブIXには、
スターターモデルと、ハイエンドモデルがあります。
色や形は、どちらも全く同じですが、補聴器本体の性能が異なります。
スターターモデルに搭載されている特徴的なものは以下です。
・ワードロックオン機能……1つ1つの音が持つ音波を分析して正確に再現する機能。
・ダブルプロセッサ―……言葉と環境音を分けて別々に処理することで楽に聞き取れるよう補助してくれます
・風雑音(※)抑制機能……その名の通り、風による雑音を抑制する機能。
(※)補聴器のマイクは耳元にありますので、耳に風が当たると、台風中継時のようにごうごうと風の音が強く聞こえてしまうのです。アクティブは、その名の通り活発に、そのためにこの音を抑制する機能が搭載されています。
ハイエンドモデルには、上記機能に加え更に、
・ライブサウンド……より生音に近いハッキリとした音質
・スピーチフォーカス360度……前後左右、声の方向に自動フォーカス
・突発音(※)抑制……突発的な音をより強力に抑えていつも快適
他多くの機能が搭載されており、総合的に高音質で、複数名での会話が聞き取りやすくなるように作られております。
(※)突発音とは、使い手の意図に関わらず、ふいに起きる音のことを言います。
日常にある音の6割が、突発音といわれております。
例えば、ドアを閉めるときの「バタン」、お茶碗を置く時の「カチャン」など。聞こえに悩みがない方は聞き流しやすいのですが、難聴があったり聴覚が過敏だったりすると、どきっとするほど大きく感じたり、不快に感じることがあります。
抑制機能により、上記の様な突発音が、まろやかに聞こえ、不快感を軽減したり、会話に集中しやすくなったりします。
スタッフAの聴力データに合わせて、初期設定状態でそれぞれ聞き比べてみました。
静かな店内で試した結果
・音がしっかりと増幅されているのを感じる
・空気清浄機の動く「フィーーン」という音もハッキリ
・他のスタッフが書類を触る「カサカサ」という高い音もよく聞こえる
3mほど離れた場所から話しかけてきたスタッフの声も、自分の耳だけで聞くよりも、明瞭度が上がります。
次にざわめきのある店頭で試してみました。
(当「横浜プレミアムラウンジ」店は、百貨店そごうの上の階。レポート当日は土曜日で、かなりにぎわっておりました。)
ガヤガヤ感は感じつつも、相手の声はちゃんと聞き取ることができました。
背中越しに会話をするスタッフたちの声も聞きとることができました。
(ただ、口元が見えない分、言葉尻など一部分かりにくい箇所はありましたね。)
正直なところ、静かな店内では、スターターモデルと聞こえの差が分からない……
「全然違う!」とおっしゃったお客様もいらしたのですけどね。
物音がたくさんする、店頭に移りました。
環境音は、もちろん聞こえはするのですが、スターターモデルよりも全体的にまろやかな感じです。
ガヤガヤした店頭での会話は、バッチリ。
次にスタッフ同士の会話を背中越しに聞いてみました。
非常に不思議な感覚です。
相手に背を向けているのになぜか聞き取りやすい。
一瞬、耳元から話しかけられている?と思ったほどに、音を上手に耳へ届けてくれている印象でした。
話し声を追尾する機能、そして雑音抑制力がスターターモデルよりも強くかかるので、それを存分に発揮したのでしょう。
正直なところ、距離感、方向感は、補聴器の音に慣れるまで掴みづらいかもしれません。
しかし、複数での会話や、正面以外での会話の聞き取りにおいて、スターターモデルよりもかなり良いと感じました。
会議や会合などの重要シーンから、日々のちょっとした雑談まで幅広くカバーしてくれそうです。
旧製品よりグレードアップした新製品。
特にハイエンドモデルは、静か・正面・一対一 以外の会話の聞き取りにおいても、かなり強化されていると思います。
新型アクティブIXシリーズをお持ちになって、是非街に出てみませんか?
試聴体験をご希望のお客様はこちらからご予約をお願いします。
(難聴の治療ができる場合もございます。事前に医師の診察を受けることをお勧めいたします。)
弊社は補聴器専門店として
創業から今年(2024年11月現在)で
36周年を迎えた川崎本店と
そごう横浜店 9階の横浜プレミアムラウンジ
の2店舗で運営しております。
各店舗の情報はこちらから👀💡
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