補聴器の選び方

ご来店された方は、数ある補聴器の中から自分に合ったものを選び出しています。
皆様、どのように選ばれているのでしょうか。
補聴器の種類や利便性に着目してご紹介致します。

補聴器には大きく分けて2つの種類が有ります。

①耳掛け型

耳の後ろにすっぽりと隠れる小さなボディにハイスペック機能が搭載されています。
デザイン性にも優れ、多くの人が利用しているモデルです。

≪メリット≫
・取り扱いがカンタンな充電タイプも！
・機能が豊富でオールインワン
・耳の後ろにフィットし目立たない
・幅広い聴力に対応し聴力が低下しても安心
・多彩なカラーバリエーションが楽しめ、左右で違う色で色分けされる方も！
・おしゃれで形がかわいいものも多い。

≪デメリット≫
・マスクや眼鏡の邪魔になる可能性も　※コロナ禍では紛失のご相談も増えております…

②耳穴型

耳穴にフィットし快適に装用出来るモデルです。
小型タイプは特に目立たず、補聴器を着けているように見えません。

≪メリット≫
・オーダーメイドは一人ひとり耳の形に合わせて丁寧に製作
・既製耳穴型が気軽で誰でも合いやすい
・より小さく、目立ちにくい
・耳穴に挿れるので外れにくく、汗に強い
・マスクや眼鏡、帽子の邪魔にならない

≪デメリット≫
・より小さく高性能な分、値段がやや高め
・耳掛け型よりも耳の中に物が入っているという感じが強い (※個人差が有ります)。

【既製耳穴型補聴器】イヤウェア

オーダーメイド耳穴型とは違い、イヤーチップ(耳栓)の大きさで装着感を選択することが出来るモデルです。
イヤホンの様な形をした、補聴器に見えないイヤウェアと呼ぶにふさわしい補聴器です。

補聴器のバッテリーは、電池式と充電式に分かれます。

①電池式

補聴器の電池は「空気電池」と呼ばれ、空気中の酸素を取り込んで発電します。
補聴器専用となっており、指先での出し入れが難しい場合は、マグネット棒を利用することも出来ます。
寒い時期は使用前に手の中で温めることで調子良くなったり、、
石油ストーブなどを使用している時は室内の換気を行うことで電池寿命が変わります。

②充電式

専用の充電器(接触型／非接触型)に入れることで、約4時間(就寝中でOK)でフル充電が完了します。

・接触型
補聴器本体及び充電器を金属切片による接触にて通電させることで、補聴器本体を小型化しております。
目立ち難さを求められる方にピッタリです。

・非接触型
充電器へ補聴器を左右入れ違えても大丈夫。
就寝前に手元が少し見え辛い時など安心ですね。
また、接触型の様に接地面の汚れによる充電不良が起こるリスクが無いのでストレスフリーです。
機器の内部にコイルを巻くことで非接触充電を可能にしております。
使い易さを重視される方にオススメです。

最近の補聴器は洗練されたスタイリッシュで小型なものが多く、
落とした拍子に失くしてしまう、といったことも起こり得ます。

①お客様Aの場合：使用したもの「補聴器用の落下防止紐(耳掛け/耳穴)」

②お客様Bの場合：使用したもの「落下防止用の耳栓(小型耳掛け補聴器専用)」